ああ!最近映画館行ってない!
行かなきゃ!
と思い立ち
「カウボーイ&エイリアン」
を観に行く。
劇場入って驚く。
400席くらいの劇場なのに僕含め3人しか客が居ない。
だ、大丈夫なのか!?映画産業!?
開幕直前にバタバタと入って来たが、それでも20人以下。
こりゃミニシアターが軒並み閉館する訳だ。むむう。
に、しても割と年配の客が多い印象。
もしや「カウボーイ」とタイトルに入ってるので「西部劇」と勘違いして来ちゃったのか?
出演 ハリソン・フォード
制作 ドリームワークス
製作指揮 スティーブン・スピルバーグ
もう、この名前だけでは興行成績を稼げない時代になってしまったのか。
しかし最初から「バカ映画」のつもりで観に来たので、そんな事はどうでもいい。
だってカウボーイとエイリアンだぜ?絶対バカ映画じゃん!楽しみー!
あ・・・れ・・・?
なんか注文した物と違う料理が出て来たんだけど?
だってね絶対、某牛丼屋で例えるなら「カレギュウ」って云う
「1つの皿の御飯にカレーと牛丼が両方乗ってる」という頭の悪い料理が出てくると思ったのに!
「お、おで、カレーも食べたいけど・・牛丼も・・あうあうー・・カレギュウ!」
って映画を注文したはずなのに
いたって普通の寧ろ少しだけ丁寧に作った「ビーフカレー」
が出された気分だ!
超未来進化トンデモ科学技術満載の宇宙人に対して
アナログ式銃と麻縄と弓矢とダイナマイトと馬で立ち向かう西部の男達!
そんな馬鹿映画のはずだったのに・・・・。
序盤の西部劇パートは割と丁寧に「西部劇」してるし・・・
主人公の過去設定も所謂「西部劇」っぽいし・・・
ハリウッド映画の常套句でもある「親父と息子の関係」的な泣きのシーンも入ってるし・・・
そりゃ突っ込み所も多いですがハリウッド娯楽映画に「それは突っ込まないでもいい所」なので
あまり気にならない。
ドラクエで例えるなら「なんで魔王倒しに行く勇者に対して「200G」と「ぬののふく」しか寄越さない訳?王様馬鹿なの?」とか「なんで予言されてた勇者が現れる町に最弱のスライムを配置する訳?竜王さん?」
とかのレベル。突っ込む方が野暮。
むしろ「なんでやねんっ!」と笑いながら突っ込める「カレギュウ」を観たかったのに。
どうせ少しだけ丁寧に作るなら「西部劇」な部分はアメリカン西部劇よりマカロニウエスタンな趣向に
して欲しかったのは贅沢だろうか?
有名映画のパロディを捻じ込んでくる事で御馴染みのスピルバーグにしては少し手を抜き過ぎじゃなイカ?
ちなみに「丁寧に作ってある」とは云え決して「美味しいビーフカレー」では無いのが
この映画の一番残念な所。ここ重要。
意図しなかった品が出されても、それが美味しけりゃ問題ないのですが
いかんせん「特別、美味しい訳じゃない」だもの。
作中に出てくるインディアン(先住民)とカウボーイ(開拓者・侵略者)
達の会話から少しだけ深読みするなら
地球人類(先住民)とエイリアン(開拓者・侵略者)
に置き換えて観させるのが、この映画の本来伝えたかった部分なのかなー?
とも思う。
が、しかし!
脚本が薄すぎて、まーーーーたっく伝わらない出来になった。
ってのが正解なのかな。と。
改めてタイトルを見直してみても
「カウボーイ「VS」エイリアン」
では無く
「カウボーイ「&」エイリアン」
なので、この深読みは割と正解なのかも。
総評として纏めると「特別お腹が減って無い時は何処でも食えるようなビーフカレーを食べるよりカレギュウみたいな変な物が食べたいです」
そんな映画でした。
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