君を見てるといつもハートどきどき


とりあえず公開初日に「映画けいおん!」を観てきました。

いつもはガラガラの映画館なのに・・・・
21:50分からの最終回なのに・・・・

満席って!

まあ観れたから良かったけど。

一応、観に行く方の為にストーリー的なネタバレは避けて書きますので
読んでも問題ないかと。




と、云うより「ネタバレするストーリー自体が無い」んですけどね!

この「映画けいおん!」ですが「劇場版ドラえもん」や「劇場版クレしん」みたいな
意味合いは皆無です。

と云っても「劇場版ガンダム」みたいな「TV版の再編集物」でも無い。

勿論「TV版最終回のその後」「TV版では描ききれなかった本当のラスト」とかでも無い。

更に「監督が自分の作りたい物作る為に既存作品を使った」とかの押井的方法の物でも無い。




それはそれは「いつもの「けいおん!」」でしたから。
「劇場のスクリーンで2時間観れるだけ」です。

時間軸にしたらTV版2期の卒業前時期。それの補完だけの2時間です。
特別に作画が動画が力入ってる訳でもアリマセン。

が、しかし!


それで良い。

「けいおん!」って元々、音楽サクセスストーリーでも無けりゃバンド漫画でも無いのです。
例えば「その後」を観たいなら「同人誌」読んどけばいいと思う。

なんて事ない、その辺に転がってる10代後半の「ぼんやりした時間」を楽しむアニメ
だから「いつものけいおん!2時間すぺしゃる」で良いのです。

勿論、個人的な好みも有りますが僕は映画だと割と

「JUNO」
「ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日」
「ローラーガールズ・ダイアリー」

とかの

「少し田舎の町の10代女子が主人公で少しハプニングも有るけど、その後特別な何かが有る訳では無い。もちろんその時は凄く特別に感じていたけどね」

って作品が好きなのです。

なので80年代角川・東映・東宝・松竹アイドル映画とかも好きです。

「映画けいおん!」はアニメですが、そういった映画を観てるのと同じ感覚で観ました。

ですから最後の30分くらいは随所でキュっと来て涙がキラリ★でしたよ。

多分、主人公達と同じ世代よりもキュっと来てたと思う。

あの独特の「ぼんやりした時間」は当人達はさほど「キラキラ」と感じなくて
そういった時間から遠ざかった年代の人には「とてもキラキラ」と映るからなのです。


てな塩梅で素敵な素敵な2時間を過ごす事が出来ました。

TV版けいおん!を楽しめた方には是非お勧めしたいです。

あ!これだけは言わせてくれ!
多分、いやきっとだと思うのですが

最初フェイクのタイトルロゴが出るシーンなのですが
あの出し方やフォントの感じは「グーニーズ」のタイトルロゴシーンのパロディだと思うのですが
如何でしょうか?

水色時代

セガ・ドリームキャスト1台で音楽制作する世界唯一の音楽ユニット「ピノキヲ」の公式サイト