御終いと始まりが同時に襲ってきます。

2014/12/31


そう！大晦日！

2014ちゃん「く・・・どうやら・・ここまでか・・」

何言ってるんだよ！まだだ！まだ終わらんよ！

2014ちゃん「ううん、駄目なんだ・・・これで終わりなんだよアタシの役目は」

どういう事！？

2014ちゃん「君を此処まで連れて来るのがアタシに課せられた使命なんだよ・・これ以上進む事は世界の規律の崩壊を意味するんだよ」

そ、そんなの理解出来ないよ！君と1年間、共に旅をしてきたじゃないか！
それを此処で終わらすなんて出来る訳ないだろ！

2014ちゃん「あはは・・・参ったなぁー、そんな事言ってくれたの君が初めてだよ」

当たり前だろ！特別な劇的な出来事が有った訳じゃないけど・・・それでも積み重なった物は有るんだ。
君は僕を連れて来るのが使命だって言うけど、じゃあ僕は君ごと此処を越えるのが使命だ。

2014ちゃん「・・・そっか。他の人は「忘年会」とか言ってさ、アタシを忘れていくのにね。・・・君は優しいんだね」

や、優しいとかそんなんじゃ・・・ああ！もう、それでいいよ！ほら行こう！

2014ちゃん「ごめんね、それだけはどうしても無理なんだ・・・ほら見て」

あれ・・は？

2014ちゃん「あれが0時境界線・・・ライン・ゼロ・ボーダーよ」

な！なんだって？あれ・・が・・

2014ちゃん「もしアタシが0時境界線を越えると・・・消えちゃうんだよね！あはは」

う、嘘だ！そんなの信じられないよ！

2014ちゃん「・・・・これだけは、どうしようも無い事なんだよ。こうしてる間にも0時境界線は近づいてるの」

やだよ！君が消えるなんて！

2014ちゃん「けど安心して。君は新たな使命者と旅を続けられるから」

そんな・・・君が消えるのを黙って見てる事しか出来ないなんて・・

2014ちゃん「・・それがこの世界の規律だから・・・けど！嬉しかったよ！・・・・だから・・だから！」

だから？何？何でも言ってよ！



2014ちゃん「・・・・アタシを・・ワスレ・・ナイ・・・デ」




なーんて感じで、ゆく年くる年な事が行われるのが大晦日！


今年も1年、皆さま有難うございましたー！
よいお年を！