出来そこないのコロコロコミック。

つらーっと観た映画の感想。

キッズレーサー 魔法のメダルと秘密のサーキット(原題:V8 - DU WILLST DER BESTE SEIN)
製作国:ドイツ

レンタルで視聴。


パッケージ写真を見て「お!子供がフォーミュラーバギーでレースするのか!」
それだけで借りた作品。

ロバート・ロドリゲスの「スパイキッズ」好きです。←特にアメリカの菓子みたいな色彩が
「グーニーズ」好きです。←特にチャンク
「カンフーキッド」好きです。←特に日本版主題歌「恋のカンフーキッド」が
「BMXアドベンチャー」好きです。←特にコレという部分は無いけど

ええ、子供たちに何か無茶させてる映画は嫌いでは無いのです。

しかし副題の「魔法のメダルと秘密のサーキット」・・・・

これにもっと早く気付くべきだった。
そして・・・・

音声メニューが

「日本語吹き替え」or「英語(日本語字幕なし)」

という変な構成のメニューしかない時点で気付くべきだった・・・。



率直な感想を先に書きます。



面白くねえええええええええええええ!!

レンタル代と視聴時間返せええええええええええええ!!

これ本当にドイツではヒットしたのおおお????


子供向け映画?いや、それにしては出身地による差別や貧富差による発言などが基本の人物設定に組み込まれてるし「友情・努力・勝利」みたいな作りじゃないし。

ネタバレも糞も無い映画なので書きますけど

「川を挟んで北と南で「良い子ちゃんの街」「悪い子ちゃんの街」な設定」
「謎のコインで選ばれた(コインが喋る)子供が参加出来る闇のストリートレース」
「その闇レースの存在を追い逮捕しようとする警察(たった1名)」
「その闇レースを仕切る「パン」という謎の男とは?」

要するに「ファンタジー要素を入れたレースアクション」って設定なんです。

しかも主人公の少年の妹が
「妹じゃない!僕は男だ」

とか言っちゃう設定。

なんだろう・・このカードゲームやファミコンを使って世界征服する組織と戦うぜ!
みたいなコロコロコミック設定は。

いや設定自体は面白く出来そうなのに脚本も構成もアレ過ぎて・・・・

面白くない!のです。

謎のコインが喋るとかそのコインが何なのとか、その闇レースが伝説だとか・・・

誰も存在を知らないレースなのに普通に皆が暮らす街中でやってますけどおお??

てか主人公チームの親たちが元々その闇レースのメンバーでしたー。とか

「闇レースが存在してる証拠を掴んだ!」とか言ってる警官は親たちの同級生(?)か何かで
「だからお前はコインに選ばれなかったんだよ!」みたいに言われてますけどおおお??

つか逮捕する理由も何も語られてないし動機が不明すぎる。
闇レースの動機も不明。
隠してる理由も不明。
コインのチカラも不明。

もう何コレ?

それでも子供たちのドラマだけあって

1・コインに選ばれた子供がチームが結成

2・絆を深める

3・ささいな衝突や相手チームの策略でチームが崩壊しそう

4・互いを分かり合いチームの結束が強くなる

5・俺たちはどんな奴らにも屈しない!俺たちは最高の友で仲間だ!

て、お約束の流れが有るんです。

けどね・・・

大筋で1回やれば良い流れじゃない?それって。


なのにこの映画ってば2-5の流れを10分毎にやるんですよ!!


えええええ!??
「俺たちは諦めない!ゼッタイに負けない!最高のチームだ!」って

ついさっき言ってたじゃん!
え!?今の何で怒ったの!?何が「騙された!」なの?何が「裏切ったな!」なの?


もう酷いですこの脚本。


ただ諸々のプロップ(プロップ (prop) とは、映画や演劇で使われる「小道具」の意味である。)のデザインが結構好みの物が多いので、その辺は楽しんで視聴しました。





内容は本気で面白くないです!

水色時代

セガ・ドリームキャスト1台で音楽制作する世界唯一の音楽ユニット「ピノキヲ」の公式サイト