ほい、頭悪そうな記事タイトルですが
もう本当にそんな気持ちになったのですよ。
多分、僕が現在「一番好きなバンドは?」と聞かれたら
不動の「殿堂入り」を除いて迷わず答えるであろうバンド
THE DIGITAL CITY JUNKIES
通称デジジャンの「-10th Anniversary- ワンマンGIG」を観に行きました。
何度か共演もさせて頂いてるのですが記憶を辿ると
恐らく前身バンドのマッドエース時代のハリケンさんに会った記憶。
たしか駄菓子とマッドエースが対バンで(んーピノも出てたのか?けど僕、荷物無かったしなあ・・)
目黒ライブステーションに行ったんだよね。
で女楽とハリケンさんと僕とマッドエースのギターさんと打ちあがってて
朝9時頃に酔っぱらった3人様を介護した記憶。
ええ、交通量の多い目黒の道を、酔っぱらった女楽がフラフラと横断しながら
「いまタクシー止めんだよっ!」と叫んでいましたね。
で、シラフの僕が3人の荷物や身体をタクシーに押し込め
「えーと僕、大阪の人間なので道よく分からないんですけどね、へへへ」
とか言いながら運転手に行先を説明しつつ女楽宅まで運んだのです。
・・あの時のタクシー代・・・(遠い目)
で!
数年後に駄菓子と共同主催でイベントしよっか!
となって「デジジャン呼ぶね!」と言われ「?」となったのですが「元マッドエース!」と説明されて
ああ!あの時の!と。
時期的にはユラ氏が加入して直後くらいだったのかな?
で当時のデジジャンのサイトで視聴出来た音源を聴いて
ええ、一発でやられました。
音楽には色々なジャンルが有りますが
「パンクロック」というジャンルで括るなら僕の理想形だったからです。
ここからは完全にリスナー目線の文章になります。すみません。
デジジャンのメンバーも公言してますが、先ずは「こいつらマッドカプセルマーケッツ好きだろ感」がドーン!
けど僕自身はマッドカプセルマーケッツの一番好きな時期ってのが
「SPEAK!!!!」というアルバムの時期でして、その後のスケーターパンクぽかったりオルタナ色が強くなった時期は
正直興味が湧きませんでした。
けどデジジャンを最初に一聴した時に感じたマッド好き感は、モロに「SPEAK!!!!」感でゾクゾクっとしたのです。
で!で!
僕は TRACY というバンドのメジャー2枚目の「IMITATION LOVE&PEACE」というアルバムが好きなのです。
1枚目の頃は「ああ、BOOWYのフォロワーね」みたいな扱いをされていたのですが
2枚目では、よりソリッドでザクザクしていて好きでした。
で僕の好みになるのですが「SPEAK!!!!」には「もう少し泣きメロが欲しいなあ」
「IMITATION LOVE&PEACE」には「もう少し血の匂いというか危ない香りが欲しいなあ」
だったのです。
泣きメロといってもメロコアが輸入されて国内で粗製乱造された「青春パンク」の様な
「子供の玩具みたいなパンクロック」じゃなくて・・・・・
で、デジジャン!
嗚呼!これ!これです!僕の欲しかった最適なバランス!
バイオレンスとポップの配分量が超絶僕の好みにカッチリ!
で、ライブ時のルックス!ステージング!
うっはー!まさか、この年齢になって「聴きたい!観たい!と思えるパンクロックバンド」が具現化してるなんて!
僕自身は中学生の時に自分の骨格に絶望して「僕にはパンクバンドは出来ない」と諦めたので
え?いやいや「パンクバンド」はVOがカリッカリに痩せ細ってないとダメでしょ!
僕の骨太骨格じゃ許され無いのです。
で、前述の駄菓子との共同主催イベントに出てもらったのですが
ピノは「何か迷いを感じながら動いてた」し駄菓子はギタリストが定まらずメンバー入れ替えが多かった時期で
ピノも駄菓子も「自らの活動に納得がいってない」時期だったと思っているのですが
(駄菓子が「そんな事ないよ」だったらスマン)
そんな時期に打ったイベントなので当然集客も悪く出演して貰った演者さんに申し訳ないなー
といった気分だったのですが
デジジャンのメンバーが
「こう、徐々に客席が、こうグーっと来る手応えで凄え良いライブが出来た」
と言ってくれたのが、とても嬉しかったのです。
そこから、ちょくちょくと顔を合わす機会が増えたのですが
もう完全に「10代のファン」みたいな目線でデジジャンを見てるので未だに緊張しますw。
で!
そんなデジジャンがワンマンだなんて!
観に行くに決まってんだろうが!
ゲストパス?そんな関係者顔して観てられっか!
チケット前売り予約じゃ!
女楽「パス出すから予約受けつけないって言ってるよー」
うゆに「じゃ当券かう!観たい物に金払うコレ当たり前」
女楽「あいよー言うとくー」
よし!これで堂々とフロアで暴れてもいいんですね!
ええ、ただの「客A」ですので。
大阪からの移動中、イヤホンからは勿論1st アルバム「DIRTY MARKET!」をリピート。
翌日の自分のライブのセットリスト決めも放置。
宿にチェックインして一息ついたら結構な時間!
慌てて池袋に移動。
やべ!開演間に合うかなーとハラハラして小走りで池袋の雑踏をすり抜けて
会場着。
パンクキッズが溢れる会場に懐かしさを感じつつ
高校生の時に特急電車を数時間乗り継いでヤプーズを初めて観た日の自分を思い出す。
場内BGMが鳴る中、「小4の時にラジオで初めて声を聴いて衝撃を受けた人をやっと観れる」
その感情をどう処理していいか分からなくて開演までずーとチケットを眺めてた。
まさか、その時の感覚を2016年の自分が味わえると思ってなかった。
最初は控え目に下手後方寄りに陣取っていたが最終的にフロアセンター辺りで他のパンクキッズ達と揉みくちゃになってました。
もうスッゴイ細かい所をイチイチ褒めたいんだけど感無量すぎて!
あああ!そうだ!やっと「サイコロジカルガール」をライブで聴けた!
だって、いつも対バンの時は元になってるマッドエース時代の「サイコロジカル」しか演ってくれなかったんだもん!
この曲、すごい好きでコノ1曲だけで2000文字レビューをスラスラ書ける位の名曲!
畑は違うがZI:KILLの「DESERT TOWN」というアルバムのNIGHT CALLという曲と同じくらい
「DIRTY MARKET!」の重要なポジションに居る曲だと思います。
4:57秒の曲で有りながら3:47秒まで大サビを出し惜しみして焦らす展開といい
その大サビがベースのユラ氏が取るコーラスと掛け合いで解放感のある歌メロを追っていく展開!
僕のツボを突きまくりで、もう!って気分になります。
ていうかハリケンさんもZI:KILLのTUSKさんに近い色気が有るなーと感じてます。
終焉後、火薬の臭いに包まれた会場で少しボンヤリ。
ぷっはー!良いライブ観れたーーーーー!!
もう直ぐにでも感想伝えたくてメンバーの所に行きたかったが
こういう時の自分は「ヲタ喋り」全開で少し困った感じの子になるのを知ってるので自重して
「客A」らしく、ささっと会場を後にする。
宿に戻って翌日の自分のライブで使うチラシを2つに折りながら
はぁーデジジャンかっこよかったぁーとニヤけてるうちに力尽きて寝落ち。
かっこよかったです!THE DIGITAL CITY JUNKIES!!!!
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