見つからない記憶の石。



先日、夕食を食べながら適当にチャンネル合わせたままのTVを観ていました。


なんか「記憶喪失の状態で保護された方」が出演していて

「この方の情報を御待ちしています」と番組が呼びかける内容の物。

むかーーーし、は頻繁にこの手の内容の番組が有ったけど最近も、この手の番組あるのね。

なんて感じで観ていたのですが

ふと

「もし僕が同じ様に記憶喪失になって保護されて、こうやって番組に出たら・・・・」

と妄想し始めてました。


生放送で電話やメールでリアルタイムに情報が寄せられるシステムだったので

司会者「えー、この方を知ってるという電話が多く寄せられています。一度繋いでみましょう」

司「もしもしー?お電話有難うございます。」

情報提供者「あ!あの!おにいたまです!コノ人おにいたまです!」

司「え?え?おにい・・たま?えと・・それは?」

情提「だから!おにいたまです!うゆにおにいたまです!」

番組アシスタント「あ、えと、この他にも「おにいたまです」と仰る方ら多く情報が寄せられてまして;」

司「え・・と、もう一本お電話繋いでみましょう」


女楽さん「うゆに!ぜってーうゆにだって!ほら!このキモさ!ひゃっはっはっは!」

番アシ「え・・と、他にも届いた情報を纏めますと「ピノキヲ」「うゆにーたん」といったワードが多く寄せられてまして・・」


そして、番組を観ている人たちが検索しちゃってネット上の情報が集められて

「ピノキヲというバンドをやっていて白塗りしてセガを推奨する歌をうたい、ファンの方に「おにいたま」と呼ばせていた「イ○○ユ○○(42歳)」で偶にトンチンカンな女装で舞台に上がる」

と文字面だけ纏めるとアレなワードしかない事が分かり

ネット住民の恰好の餌となり面白可笑しく纏めたサイトが出来始める。

そうして拡散された情報によって

本来、一番あてにしたい血縁関係者に情報が届く。

血縁関係者、職場の人間に「一切ピノキヲや音楽活動うんぬんの話をしていない」僕なので

兄姉「え!?うちの弟って、、、え?ピノキヲ?・・・17年も・・?あいつ大阪でごく普通に暮らしてるもんだと・・・うわぁ・・・ネット上だと・・・これは・・・」

と、なる。

そして、その「本来一番アテにしたい血縁関係者」から

血縁「まったく知りません!関係御座いません!」

とか、なりそう!

と妄想が止まらず


うわああああああああ!消して!僕の事など皆忘れてーーーーーーーーー!

と、なった夕食でした。

水色時代

セガ・ドリームキャスト1台で音楽制作する世界唯一の音楽ユニット「ピノキヲ」の公式サイト