4色以上使うな。


レンタルで一気視聴した映画の個人的な感想。


「シュガーラッシュ」

ディズニーのCGアニメ映画。ゲーム世界が題材でしかも有名キャラも勢ぞろいで出演。
と聞いていたので期待。

しかしいきなり出鼻を挫かれる不満点が。
なぜザンギエフが悪役なんだよ!

あと実際は「有名キャラ」の方々は導入部分にチョロっと出て終了でした。

内容部分で云うと主人公のラルフはストーリーの主軸を握っておらずヒロイン(?)のヴェネロペがじつは主軸になっていた。
で、そのヴェネロペの行動原理が物語後半にタネ明かしされる構成になっているために
感情移入しにくいのである。

この構成の為に正直ラスト近くまでヴェネロペにイライラさせられるのだ。
「ハリーポッター(2作目時)」のドビーや「スターウォーズ(EP1.2.3)」のジャージャーピングスの登場シーンを
観てる時に似た感情さえ湧くのです。

まあ、ドビーに関しては7作目(死の秘宝パート1)で号泣させられるので許せるんだが。

子供をターゲットにした場合、行動原理を先に説明させて「ラルフ頑張れ!ヴェネロペ頑張れ!」と先に共感させちゃう方が良いと思うのになー。と云った感想。

で、タネ明かしされた所でも正直ヴェネロペには感情移入しにくい感じで、なんだかアッサリと映画自体は終了。

ただ、クラシックゲーマーとしては、めちゃくちゃ細かいゲームネタが散りばめられ過ぎているので
スローで画面の隅々をチェックしてはニヤニヤする。という点では

非常に楽しい作品でした。

あと思ったのは8bitゲーム風のデザインを多用するのは良いんですが
その手のデザインをする際に「キャラに4色以上使う」のを止めて頂きたい。

そのせいで「なんか違う」な感じでモヤモヤするんです。
あと、どうせなら「キャラが4人以上並ぶと処理落ちで点滅する」とかも再現して欲しいです。

「シャーロックホームズ シャドウゲーム」

いかにもハリウッドが作った感満載の娯楽作品としての「シャーロックホームズ」の2作目。
公開されてからもソフト化されてからも時間が経っているが未視聴だったのでレンタル。

1作目は劇場も行ったんだがな・・。

正直1作目を観てから時間が経ってるので内容が頭から抜けている状態で視聴。

うわー導入部判りにくいw。

ハリウッド向けなので推理よりアクションをメインに作られている感が有るとはいえ
人物相関図や「で何が事件?誰が悪者?何を追っているの?」が判りにくい。

「シャーロックホームズ」とういう有名キャラが題材なので「この設定分かってて当たり前」が前提で進むので
説明は完全に省かれていますし1作目の内容が頭に入ってますよね?が前提の作り。

格闘シーンだってアレじゃまるでシャーロックは予知能力の持ち主みたいじゃんw。

とはいえラストは「モリアーティと揉みあいになり滝つぼに落下」という有名エピソードで終わってくれます。
その後タイプライターに「?」を付けるのも原作がファンの要望で

「シャーロック生きてましたー!」てしたのを思わせる作り。

なんだろう、これ「トゥームレイダー」と同じ立ち位置な作品だなー。と
原作キャラに熱烈なファンが多くて設定とか分かってる状態で観てニヤリとしてね。

って感じ。

あとこれ、もしかして3D公開もされてた?
何度も3D公開作品に有りがちな「スローにしてカメラをパンさせながら爆発して物が飛び散る」ってシーンが有ったので。

配給会社の要求とはいえ無理やりそういうシーン作らされるのって監督さんはどう思ってるのか。
てのは一度は聞いてみたい事の1つでもあります。






水色時代

セガ・ドリームキャスト1台で音楽制作する世界唯一の音楽ユニット「ピノキヲ」の公式サイト