引き続きレンタルで一気視聴した映画の個人的な感想。
「ホット・ファズ」
「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「スコット・ピルグリム」で有名なエドガー・ライト監督の作品。
以前から気になっていたが未視聴だったのでレンタル。
あー面白い!いや、面白い。
「スコット・ピルグリム」を劇場で観た時に思ったんだけど(公開は「ホット・ファズ」の方が先です)
この人の映画、シーンの繋ぎと展開がスピーディで気持ちいいんです。
かっこいいディスト―ションギターのリフから始まるロックンロールを聴いてる感じで観れちゃう。
アチコチに散りばめられた「警官アクション物映画」や「殺人鬼ミステリー物映画」のオマージュも
ニヤニヤさせられっぱなしです。
なぜか「アクション・コメディ」というジャンル表記になっていましたが
所謂「パロディ物」では無く大真面目にニヤニヤ出来る映画です。
個人的なヒットシーンは主婦の自転車の買い物カゴにハンドガンが仕込まれてる所です。
少しだけゴアシーンも有りますが恋愛映画におけるシャワーシーン程度の物なので
さらりと観れちゃいます。
未視聴の方は
「ダイハード・ラストデイ」みたいな糞つまらん「警官アクション物映画」をレンタルするお金があるなら「ホット・ファズ」を借りなさい!
と強く言いたい。
いやブルース・ウィリスは悪くない。彼は頑張っている。
「マルタのやさしい刺繍」
「ホルテンさんのはじめての冒険」みたいな「ふんわり」した映画も好物なので視聴。
乱暴に一言で感想言うなら
「なんだこのババア達!すっげー楽しそうじゃねーか!」
小さな集落でババア達がランジェリーショップを開店しちゃう事に纏わるドタバタな話なんですが
ババア達がカッコいいし可愛いし素敵な作品です。
フェミニスト気取るつもりは毛頭ありませんが
女性の方に是非観てほしい映画です。
あ、「ババア」は誉め言葉として使ってるんで誤解の無いように。
漫☆画太郎さんがが使う「ババア」と同じ感じです。
「カレンダー・ガールズ」
「マルタのやさしい刺繍」と少し展開が似ている映画なのですが
田舎町の婦人会でヌードカレンダーを制作する事を発端にしたドタバタな話。
これも乱暴に一言で感想言うなら
「なんだこのババア達!すっげー楽しそうじゃねーか!」
こちらは実話を元にした作品なんですが「キンキーブーツ」ほど派手に脚色していない印象。
実は「ホットファズ」「マルタのやさしい刺繍」「カレンダー・ガールズ」の3作品には共通点がありまして
どれも根っこに「田舎の小さなコミュニティの閉鎖感、そこで生活するという事」みたいなテーマが有るのです。
(あくまでも個人の見解)
「田舎はのんびりと大らかに暮らしている」なんて思ってたら大間違いですぞ!都会っこ達!
「ホットファズ」で出てくる様な「隣人を監視しあうコミュニティ」こそ存在しないが
実際には監視されているような物だし新たな行動を起こすというのは覚悟と体力は要る事だったりする。
そして人口が少ない場所こそ「昔からのその土地の有力者」というのが存在していて
勿論、政治も存在している。
その閉鎖的な風土の中でババアがランジェリーショップを開店させたりヌードカレンダーを製作するという
とても解放感あるストーリーが出来上がってるんです。
てな塩梅で「ホットファズ」「マルタのやさしい刺繍」「カレンダーガールズ」の3本は
是非次回レンタル店に行った際の候補に入れてみて下さい。
「シュガーラッシュ」「シャーロックホームズ シャドウゲーム」は
時間とお金に余裕あれば。程度で。
0コメント