心のカーブ曲がって。


うむー困った。

4月後半から延々と

山瀬まみの「ゴォ!」(奥田民生作曲)が脳内でリピートしている。

何故だ!?

毎週山瀬まみの衣装をチェックする為に「新婚さんいらっしゃい!」を録画するからか!?
中学生の頃に地元ローカルFM番組にデビュー曲の「メロンのためいき」をリクエストし続けた(ハガキで)呪いか!?
「機甲戦記ドラグナー(ロボットアニメ)」のOPに「スターライト・セレナーデ」が使われてたのにアニメの内容を現在まったく覚えてない罰か!?

えーい!きっとコレは五月病のせいだ!便利だな五月!
よく分からん事は何でも五月病のせいに出来るぜ五月!



うはー去年の9月から髪の毛切ってないやー
邪魔くさい―切りたい―
カブ乗る時にヘルメット被りにくいー

ってのが重なり

バッサリ切っちゃえ。どーせ暫くライブも決まってないし。

と極端な思考に落ち着く。

だってずっと脳内プレイヤーが山瀬まみの声で
「遠回りはメンドクサイけどガイドマップ片手よりはいい」って歌ってくるんですもの!

よーし20年近くぶりに触覚を切り落としてやる!

美容室?は!おしゃれぶってんじゃねえよ。

こういう時は「床屋」だ!
最近の「おしゃれ床屋」じゃ駄目だ。

枯れた感じの商店街に有る白髪の爺さんが一人でやってる感じの
「ザ・床屋」って感じの所が良いと思うの。

躊躇せずに店内に!
あ、懐かしい匂い。

これ何の匂いなんだろう。
使ってる所を見た事ないけど何故か昔から「床屋」に置いてある
緑や黄色の液体のヘアリキッド?の匂いなんだろうか?

てかヘアリキッドって何の為に使う物なの?
あの、いかにも「業務用」って感じのデカい瓶のアレ。

まあいいや。

「シャンプーとカットのみで」
本当なら爺さんの熟練の剃刀技術による顔剃りも行きたかったが今回はパス。

どんな感じにするの?と爺さん。
「刈上げマッシュボブで」

少し空を眺めて何か考える表情を見せる爺さん
「・・・・・・長めの刈上げね」

イエス!間違ってないぜ!間違ってたのは僕の方さ!
マッシュボブとか此処じゃ通用しないさ!床屋の規律は厳しく右向け右!だったね!

そして一旦作業に掛かると美容室に有りがちな面倒な会話も無い。
作業確認の「長さはこの位まで?」とかの会話さえない。

流石だよ!爺さん!一度受けた注文は完遂まで無駄口叩かない!男・・・いや漢だぜ!

ならばコチラも「はい終わり」と爺さんが言うまでは鏡を見ないよ!
思い切りやっておくれ!


そして作業が終わり鏡を見て思わず「誰だお前は!?」と声を上げそうになったが押さえる。

そしてお会計。

「ん、、1500円ね」

!!!!!!!!!!!

やっす!

美容室のカット代金がアホらしくなるくらいに安くて驚く。
床屋すげえええ。

それでも勢いが止まらず帰り道の薬局でブリーチ剤を2箱購入した僕であった。

「おいおい何処に行くつもりだい?」と止めに入る僕が顔を出したが
「知るか!」と返し再び「ゴォ!」をリピート再生したのだった。

水色時代

セガ・ドリームキャスト1台で音楽制作する世界唯一の音楽ユニット「ピノキヲ」の公式サイト