さあ!ゲームの始まりだ。

だらーっと観た映画の感想。


「デススポーツ」
1978年公開

タイトルを聞いて、アレな映画好きなら「おや?」と思ったでしょう。

そう「B級カルトムービー」として有名な「デスレース2000」の続編的存在の作品なのです。
ストーリー的な繋がりは一切ありませんが製作がデスレース2000同様、ロジャーコーマン。

ええB級映画の帝王が手掛けた作品って意味で続編的な扱いを受けています。

この「デスレース2000」は大陸を横断するようなレースなのですが
途中、通行人を轢き殺すと高ポイントゲット!みたいなアホルールが有ります。

ここまで聞いた時点で「ああ、もう酷いなあ(にやにや)」な映画な事が伝わると思います。

でこの「デススポーツ」は2000より1000多い!西暦3000年が舞台。

なんか2つの国が戦争状態で1つの国は独裁政治。

で囚人を「デスマシーン」(昭和ライダーの改造バイクみたいのん)で追い回し
どちらかが死ぬまで終わらないというデススポーツに参加させているのだ!

怖いよおー。

その「近未来都市」なのですが書き割を合成した背景処理だけで表現したり良い具合のB級感。
使われる音楽もB級映画に多いシンセの「ぴよよよーん」「ぽよよん」といったSEを使いまくりで
これも良いB級感。

しかしなんだか観ていて、だるい。

デスレースの時の様にアナウンサーが「おーっと!早速轢き殺したああ!老人や子供は点数が高いですよお!」

みたいな「ああ、もう酷い(笑)」となるノリが無いのです。

2つの国の戦争、敵国の独裁者が主人公の母を殺した仇。
主人公とヒロインが何か不思議なチカラを使えるっぽい設定。
という何故か少しシリアスなストーリー展開のせいでしょう。

視聴しながら思ったのですが

2つの国の戦争、敵国の独裁者が主人公の母を殺した仇。
主人公とヒロインが何か不思議なチカラを使えるっぽい設定。
主人公の衣服が柔道着みたい。
ラストの方でアクリル板で作った様な透明な剣で一騎打ち。
狭い通路を何度もデスマシンで駆け抜けるシーン。


あれ?

もしかしてこれ


前年(1977)に公開され大ヒットした「スターウォーズ」の2匹目のドジョウ狙ったのか!?

いやいや、いくら何でもこんな低予算映画でソコを狙うのは無茶だし・・・

と思ったら!

DVDに収録されていた当時の「ラジオスポット(音声だけのCM)」を聴いたら

思いっきり


「スターウォーズのファンに送る」

って言ってるやんかあああああ!!!


もうロジャーコーマン流石だな!

水色時代

セガ・ドリームキャスト1台で音楽制作する世界唯一の音楽ユニット「ピノキヲ」の公式サイト