ブタペストって言葉の響きが可愛い。


るららーっと観た映画の感想。

「グランド・ブタペスト・ホテル」
2014ドイツ・イギリス合作


実は本当は「はじまりは5つ星ホテルで」という作品が観たかったのだが
レンタル店の店頭でタイトルが思い出せなくて

「まあ絶対に違うけどタイトルにホテルって入ってるしコレでいいや」
とレンタルした作品。


しかしコレがまさかの自分的ヒット。

アメリカ映画な大袈裟なアクションも「やっぱり最後は愛だよね」みたいなシーンも無い。
もう絶体絶命の状態で主人公とヒロインがチューしたらどうにかなった!ってのはお腹いっぱいなんですよ。

そういうのが無く淡々と、けど終始ニヤリとさせてくれる作品でした。

その淡々具合が良い方向に作用させてるのがカメラアングルだと思います。
カメラが立体的ではなく平面的に、人物に合わせて平行移動する画面作りがかなり好みでした。

内容としては

Aという人物の話をBの人目線で語り、それをCが聞いている。という造りで

そこにはAが経験してきたドラマがあり少しのミステリーがある。
それを少しのコメディタッチで描く。

ミステリーと言っても「実は〇〇が〇〇で〇〇だった!」みたいなどんでん返しも無い。
けど面白いのだ。

正直、最初の30分ほどは若干話というか人物相関図が掴みにくいなと感じたが
気付くとしっかり引き込んでくれてます。

こういうジャンルって何て書けばいいのでしょうか?

最近じゃ「ドラマ+コメディ」で「ドラメディ」なんて造語も出て来ますが
そのドラメディ自体も曖昧な分け方されてるんですよね。

個人的には「ヨーロッパの映画って皆こんな感じじゃね?」って思ってるんですが。

視聴後、この作品について少し調べてみると

わお!エドガーライト氏が2014年のトップ10に上げているじゃん。
てかアカデミー賞も数部門取ってたんですねコレ。

あと個人的な見どころとしてはアガサが可愛かったのと撮影場所となったポーランドの田舎町が「テーマ―パーク内に作られた町」みたいに可愛いなあと思いました。

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今回レンタルした作品はこれで以上!

しかし世間じゃ
「まっどまっくす」やら「たーみねーたー」やら「じゅらしっくぱーく」やら「みっしょんいんぽっしぶる」やら
大作続きで盛り上がってるのに全部観に行ってません!

水色時代

セガ・ドリームキャスト1台で音楽制作する世界唯一の音楽ユニット「ピノキヲ」の公式サイト