ぐでーんと観た映画の感想。
本当は前回レンタルしようとして店頭でタイトルが思い出せなかった作品。
「はじまりは5つ星ホテルから」
2013 イタリア
予告編を観て気になっていたのです。
結論から言うと
「久しぶりに予告編マジックに騙された」
といった感想。
主人公は40代、独身女性のホテルの覆面調査員。
客を装い宿泊し事細かなチェック項目にしたがって、そのホテルを調査する御仕事。
どうもこれ実際にあるお仕事の様です。
ミシュラン調査員みたいなもんか。
世界の高級リゾートホテルが撮影協力してるので、そういったホテルの様子を観れるのは楽しい部分でした。
外から見ると1年の殆どを高級ホテルに宿泊して優雅に見える彼女の人生。
さまざまなチェック項目どうりにホテルを調査するように
いざ自分の生き方を振り返りチェックしてみると・・・・
というのが大筋。
ええ、面白く作れそうな題材なんです。
覆面調査員がホテルをチェックしていく様子とか面白く作れそうなんです。
これ、やっぱり脚本が駄目なんだろうなあ。
観て行くうちに「これ主人公の職業、ホテル調査員じゃなくてもよくね?」となります。
で、ネタバレになるかも知れませんが最後は
「どんな生き方が幸せかは人それぞれ、自分次第よ」みたいな
くっそ当たり前のセリフで終わります。
主人公の生き方の描き方が、ちーっとも深みのある描き方がされてない脚本で
そんな当たり前の「誰でも知ってるわ」と言いたくなる台詞を吐かれても
ちーっとも共感しないしグッと来ないんですよ。
こういう自分探し系が題材の映画は腐るほど有りますが
例えばジムキャリー主演の「イエスマン」みたいに、もう少しエンターテイメント寄りな作りでも
いいんじゃないかなーと思いました。
ただ、おいそれと泊まれない高級ホテルの様子が観れる映像は視聴する価値ありです。
あと「自分御仕事頑張ってるもん!もん!」な人とかが感情移入せずに適当に観て判断して下さい。
映画の感想なんて人それぞれよ。
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